リストに戻る
       
       
       
       
番号・名称 年 代   構造等
143-144 北野天満宮透塀
     (左) (右)
慶長12年
(1607)
左 折曲り延長十四間、檜皮葺、潜門一所を含む 右 折曲り延長十六間、檜皮葺
特徴等
北野天満宮は、天暦元年(947) 、平安京の天門(北西)にあたる北野の地に菅原道真公(菅公)を祀って創建された古社である。古来「北野の天神さま」と親しまれ、「学問の神さま」「芸能の神さま」として人々の信仰を集めてきた。
本殿等の中心社殿は、慶長12年(1606)に豊臣秀賴により造営されたもので、中門、廻廊、拝殿・本殿等八棟造の社殿、透塀などから成っている。
透塀 (すきべい) は本殿を囲む塀で、石の間の東西から北に延びて矩折れ、後門の両脇に達している。左 (東) 側は延長十四間、檜皮葺で、潜門が一ヵ所ある。右 (西) 側は門がなく、延長十六間である。腰は板張りで、その上は朱塗りで連子窓風の意匠であるが、隙間がなく中は見えないようになっている。欄間には極彩色の花鳥等の華麗な彫刻が施され、檜皮葺の屋根を載せている。
絢爛豪華な社殿を囲むにふさわしい、美しい門である。
参考資料:北野天満宮HP/国指定文化財等DB(文化庁)
2023-2-27
北野天満宮透塀 (左) (撮影:2023-2) 北野天満宮透塀 (左) (撮影:2023-3)
北野天満宮透塀 (右) (撮影:2023-2) 北野天満宮透塀 (右) (撮影:2023-2)
    京都府の重要文化財建造物         2018-2-1 現在